あきらめるということ
文章がうまくなりたくて何冊か本を買った。
なんでもそうだけど読むだけじゃ一時的に知識が手に入るだけだから
自分の力にはならない。
何も見ずに実行できてこそはじめて自分の力になるだとか
なんかの本でみたのだけれど、何の本だったろうか。
でもその通りだと思う。
私は毎日のように読書をするのだけれど
正直、頭がよくなったとか感じたことがない。
小学生のころとどこが変わったのだろうかと思う。
仕事に対してもそう。
新入社員の頃と比べて仕事が出来るようになったとも思わない。
私の職業は常に新しいことをやる職業だからなおさらそう思う。
だるいな。
そう思って寝転がると窓の外には暗い空。
過ぎる時間に焦る気持ちが重なっていた数年前の自分。
今はそんなことにも慣れてしまって
大人になるというのはあきらめるということなのかなとふと思う。
そう考えるのが楽だから。
暇を潰すために本を読むのか。
仕事をするのか。
ふとひらめいた。
あきらめることに慣れてしまったんだけど、
身に染みている悪あがきが毎日の僕を生かしているという
表現が一番しっくりくる。
だからなんだってことなんだけど、
喉が渇いた。
オレンジジュースが飲みたい。
こんなもんだ。自分なんて。